はらだ(原田商店)


民宿 ひらさわの後は、勝浦海中展望塔でメジナの大群を見て、もうひとつの勝浦の目的地へ。

その店の名は、はらだ(原田商店)

ここは、言わずと知れた「勝浦タンタンメン」の超有名店!
千葉のご当地ラーメンといえば「竹岡式」が有名ですが、ここ勝浦にも、ここにしかなく、しかも当地に根付いた「ご当地ラーメン」があります。
それが、勝浦(式)タンタンメン

このタンタンメンは、一般的な芝麻醤などを使った胡麻風味の中国風坦々麺ではなく、醤油ベースのスープに真っ赤なラー油と炒めたタマネギや挽き肉が浮かぶ、この地特有のラーメン。
元々はこの地にあった江ざわという店が発祥らしいのですが、今は鴨川に移転してしまったので、今回は勝浦にある「はらだ」にしました。

全国的な知名度は最近になって増してきた感じだし自分も最近まで知りませんでしたが、dancyuやテレビなどで一気に知名度を上げてきている感じですね。
約50年にわたって漁師町・勝浦で愛されてきた勝浦タンタンメンを出す店、今では30店以上あるそうで、中華屋のみならず、蕎麦屋、喫茶店、居酒屋、焼き肉屋までもがこの勝浦タンタンメンを出しています!
しかも、それらのお店に師弟関係など直接関係のある店はなく、「”タンタンメン”というウマイものがあるらしい」というウワサを聞いた勝浦のお店のお母さんたちがそれを食べ、それぞれ自分流にアレンジして出しているらしい!
だから共通項はあるものの、味は店によってバラバラ。

それらのお店が、漁師の人はもちろん、この地にある国際武道大学の学生にも愛され続け、今に至ります。
特にこの「はらだ」は店主のおばちゃん一人でやっている為、忙しいときは常連客がオーダーを取ったり、水を運んできてくれたり、タンタンメンを持ってきてくれたり、下げ物やテーブル拭きまでやっているそう!
こういう不文律的なルールが活きているのも、地元に根付いたお店ならでは。

他に類を見ないこの地域独自のタンタンメンは、正にご当地ラーメンと呼ぶに相応しいモノ。
これは食べなければなりませんっ!



はらだ 外観

場所は、”勝浦”という土地のイメージからは程遠い、勝浦市の山の中。
国道297号線(大多喜街道)の松野交差点の程近く。
地元消防団の小屋の隣にある道を入って登っていくとあります。

かなり内陸に入り込んだところの街道沿いでもなく、そこから1本「ホントにここでいいの?」みたいな細い路地なので、初めて行ったら必ず迷います、、、
ちょっと前まで「勝浦診療所」という目印と看板があったそうですが、今は移転してしまったので、この消防団小屋を目印にすれば着くと思います。
おばちゃんによると、この勝浦診療所の移転に伴い看板を使わせてもらおうとしていたようなのですが、気付いたら撤去されていたのでダメだったとの事(笑)
なかなかなエピソードをお持ちであります♪

ちなみに隣は、”いかにも”な感じの田舎の商店。
普通にお菓子とかシャンプーとか、生活必需品を売ってます♪
だから本来は「原田商店」なのでしょうが、ラーメンを食べるところは別になっているので、暖簾の「はらだ」表記にしました。



はらだ 店内

店内は、こじんまりとしながらも清潔感のある雰囲気。
キャパは、カウンター3、テーブル4人席3、厨房の横には狭い座敷4人席?が1。
午後6時の入店でノーゲスト。
店内は静まり返る中に野球中継のラジオだけが響き渡り、店に入っても誰も出てきませんw
このラーメン屋と隣の商店の間に厨房があり、そこがおばちゃんの城。
大きな声で呼ぶと、飛んできてくれます(たぶん)。
今年の2月くらいにクルマが突っ込んでしばらく営業出来なかったらしいのですが、店内が綺麗なのはその影響かな?



はらだ カウンター

このカウンターの向こう側が厨房ですが、ここはもう厨房というより台所!
おばちゃんはその台所でひとりで調理します。

ちなみに驚いたのがトイレ!
カウンター横の扉を抜けて厨房を横切り、一旦商店に入ったらすぐ左に曲がって外に出ます。
すると、完全なる田舎のお家(たぶん間違いなくおばちゃん家)の庭を横切り、その家の裏にある簡易トイレに行く感じ。
人の家に勝手にお邪魔する感じだけど、その家の裏に広がる田んぼからはカエルの泣き声がウルサイくらい聞こえてきて、なんだかちょっと感動します(笑)



はらだ メニュー

メニューは麺類のみですが、タンタンメンだけでなくラーメンや味噌ラーメン、五目そばや冷やし中華(夏季限定)まであります。
もともとは普通に街の食堂だった感じ。



はらだ メニュー2

裏面には、タンタンメンのバリエーションがズラリ!
もやしタンタンみそタンタンだけならまだしも、タンメンタンタンタンメンチャーシューもやしタンタンチャーシューとか、タンメンタンタンチャーシューとか、ずっと眺めていると訳がわからなくなりますw

いかな有名店といえど、平日の夜なのでノーゲスト。
なので、おばちゃんと会話しながら注文です。
辛さも調節してくれるようで、タンタンメンを辛さ控えめと普通バージョンでお願いしました。



はらだ tanntannmenn
タンタンメン  650円

厨房でひたすらタマネギと挽き肉を炒め、そこに麺とスープを合わせたタンタンメン。
真っ赤であります(苦笑)
辛味の成分はほとんどラー油で、そこに何らかのギミックは感じられず。
表面の赤い層が、不気味ですらある、、、
このいかにも辛そうなルックスは、辛いもの苦手な自分にはハードルが高い、、、

かと思いきや、確かにかなーり辛いんだけど、タマネギの甘みと豚挽き肉の旨味が伝わってきてウマイ!
辛さが舌を攻撃してくる感じではなく徐々に浸透してくる感じなんだけど、そこにタマネギの甘みと食感が加わって旨味が広がっていく感じ♪
突き刺すような攻撃的な辛味とは全然違います!

スープは鶏、豚、野菜から取ったもので、カエシ強めのしょうゆ味。
チャーシューの煮汁も入っているそうです。
このおばちゃん、聞くと何でも答えてくれます.:*゚♥..:。*゚♥
飲むと、これらの旨味がラー油の刺々しさをマスキングしてくれて、辛いのに優しい味わいが広がります。

ウマイ!カライ!ウマイ!カライ!

みたいな。
汗だくになるので、タオルは必携であります!



はらだ 麺

麺は地元勝浦の竹屋製麺製。
縮れた細麺は予想通り柔らかめで、コシはあまりなく、のど越し普通。
ですが妙にこの柔らかい麺が、辛いタンタンメンと合う!
柔らかい食感のタマネギと柔らかめの麺の愛称の良さは、越谷の中華屋で出てくる五目麺の麺が柔らかくて合うのに相似してます。
それに、もしこれが固めの麺だったらこのコントラストは描けないはずで、また違う別のマッチョなタンタンメンになってしまって、この店のキャラクターとも逸脱してしまう!
偶然の産物か、必然なのかはわかりませんが、こちらを納得させ得る何かをしっかりと持っていますね☆



はらだ タンタンメン辛さ控えめ

こちらは、辛さ控えめバージョン。
確かに赤が大人しくなって黒っぽいw
辛さもしっかり控えめですが、辛いのは辛いです(笑)




この地で既に40年。
70近いお年には全く見えないおばちゃんは、今の学生のみならず、昔世話した学生たちが全国に散らばり、近くに来た時には今でも必ず寄ってくれる事が一番の生きがいだそうで、ここのラーメンは武道大学の学生&OB&OGにとっては、正におふくろの味!
自分にも昔そういう居酒屋があったので、なんか学生たちの気持ちがすごくよくわかりました!

一見の自分たちにも気さくに会話してくれるし、店の外まで見送ってくれるホスピタリティの持ち主。
勝浦タンタンメンがこの地独特の文化としてここまで有名になったのは、このおばちゃんの人柄も大きく貢献しているのは間違いなく、その一端に触れる事が出来たのが一番の収穫☆

まさにラーメンは、豚ガラ、鶏ガラ、人柄 ですね。







■住所
千葉県勝浦市松野388

■営業時間
11:00~18:30 (売切れ終了)

■定休日
火曜日、不定休







2009.4.30
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