室町砂場 ~”かりみせ” ~


たいめいけんの後は、この日の主目的の店へ。

その店の名は、室町砂場 日本橋本店

砂場は、更科、藪と並ぶ江戸の三代蕎麦屋号のひとつで、いろんなところで同じ名前の店を見掛けますが、少し蕎麦にハマりつつある身としては、砂場の源流の一つである日本橋の室町砂場は、避けては通れないお店です。

ネットや文献で見ていると直系はそれぞれ意外に少ないようでちょっとビックリ。
江戸後期には4000軒近くあったといわれる蕎麦屋さんの多くが、この三大屋号にあやかろうと同じ名前を名乗っていたらしいのですが、その中でも本流として生き延びて(あるいは再興して)きた蕎麦の名店には、やはり惹かれるものがあります。
今回行った砂場は中でもたくさん見掛ける方のような気がしますが、砂場会というのがあってその加盟店は
200近く。
ただチェーン店ではないので、店の方向性はそれぞれ違うようです。
以前行った越谷砂場もそのひとつ。

大阪発祥と言われる砂場(大阪城築城の際、工事用の砂場近くにあった和泉屋と津国屋が由来と言われる)は、天ざる・天もり発祥のお店としても有名で、ここ砂場で天ざるを頼んでも天ぷらが別添えで付いてくるわけではなく、つゆにかき揚げが浸けられた状態で供されます。

そんな由緒ある砂場は、アイドル休憩がないので狙っていたのです♪



室町砂場 ~かりみせ~ 

場所は、いわゆる新日本橋。
その名の由来である日本橋よりも、JR神田駅から歩いた方が全然近いです。
中央通りの室町4交差点と、日銀通りとの間にあります。

が、、、

何か様子がおかしい、、、



室町砂場 ~かりみせ~ 改装中

改装中やんか!

そういえば、10月初旬まで改装するみたいな記事をどこかで読んだ気がする、、、
でも、いつ行くとか決めてなかったので、そんなに気にしなかったんだった、、、
とはいえ、、、



室町砂場 ~かりみせ~ 張り紙

ちゃんと仮店舗で営業中な事もなんとなく頭に入っていたので、張り紙をしっかり見て向かいました。
向かいました、といっても歩いて10秒くらいです(笑)
極端に言うなら、砂場入り口のなな~~~め向かい側です♪



室町砂場 ~かりみせ~ 外観

” 仮 ”というには、あまりに真っ当な入り口。
和風割烹のお店か?みたいな雰囲気で、少なからずお金が掛かってるのがわかります。
(すいません下世話で)
仮とはいえ、その落ち着いた佇まいには老舗の余裕が感じられます。



室町砂場 ~かりみせ~ 店内

店内は、さすがに仮の雰囲気(笑)
壁は一応塗ってあるものの、天井は建築素材そのまんまだし、配管等も結構むき出し。
とはいえ、黄色い花が活けられた壁に向こうには座敷席が用意してあり、そちらには畳が敷いてあるようでした。
キャパは、テーブル2人席2、テーブル4人席8くらい、座敷4人席が3つくらい。
店内には、接客お姉さま達の景気のいい声が響き渡り、江戸の気風の良さみたいなものを感じます。
特に「いらっしゃい~ぃ!」という掛け声は、聞いてて気分がいいです♪
午後5時頃の入店で、先客10後客15。
やはり客層は年配のご夫婦やサラリーマンがほとんどで、自分はかなり異色。
ただ、それでもちゃんと接してくれるところが老舗の懐の深さですね。



室町砂場 ~かりみせ~ メニュー

メニューは、たぶん同じ?
(使い古した感じだったので)
蕎麦のバリエーションは流石に豊富。
砂場オリジナルという事で、天もりの隣には「天ぷらとそばのセットではない」旨がちゃんと書かれていました。
天ざるにしようと思いましたが、ここはとりあえずビールとつまみを。



室町砂場 ~かりみせ~ ビール
ビール(大)  700円

ビールを頼むと「アサヒとキリンとサッポロがございますけど、、、」と訊かれます。
男は黙ってサッポロビールです(笑)
サッポロじゃなかったっけ?
ホントはエビスが良かったけど。
お通しは梅くらげ?



室町砂場 ~かりみせ~ メニュー2

うまいビールを手酌で飲んでると、大人になった気がします(笑)
メニューを眺めてるだけで楽しいですねぇ。
次のつまみは何にしようか、選んでるだけでワクワクします。



室町砂場 ~かりみせ~ 焼き鳥
焼き鳥(塩)  800円

やってきました焼き鳥!
ネットでは絶品!との記述をいくつか見掛けましたが、自分的には正直普通でした。
いや、ウマイんですけど、期待が高過ぎたか。
ネギは焼き加減が最高だったし、肝が付いてるのも良かったのですが、少し冷めてたのが残念。
これで次は蕎麦というのもなんだか名残惜しかったので、玉子焼を追加。



室町砂場 ~かりみせ~ 玉子やき
玉子焼  650円

このフンワフワの玉子焼、サイコー!
箸で突付いただけで、中からダシがジワ~っと染み出てきます♪
いや、ダシというか、酒と味醂?
そして醤油を染み込ませてから盛った大根おろしも辛過ぎず塩っぱ過ぎず、甘さが強く味の濃い玉子と共に酒の肴には最適。
日本酒じゃなくても全然イケます。



室町砂場 ~かりみせ~ そば
もり  550円

”ざる”と”もり”でかなり悩みました。

そば屋で”ざる”と”もり”の違いというと、海苔のある無しとか、器の違いとか、つゆの違い(砂糖か味醂か)とか、量の違いとか、ワサビが付いているいないとか、ざるが高級品だった時代の名残りとか諸説ありますが、室町砂場に関しては、”ざる”は更科粉を玉子でつないだ喉越しの良いそばで、”もり”は一番粉を使用した風味豊かなそばとの事。
なので、結局そばの香り大好きなので風味豊かな”もり”にしました。

して、その”もり”そば。
来て見て納得の「名店盛り」であります(笑)
120~130gくらいしかなさそうですが、年配の客が多いこともあるだろうし、江戸の粋からすると蕎麦なんてのはサラッと食って仕舞いなんだろうし、「粋を演出するための道具でしかない」なんて意見も聞いた事あるので、こんなものなのでしょう。

して、これがウマイ!
特にインパクトがある味とか甘味とか香りとかがあるわけではないのに、ほどよく香る蕎麦風味と固過ぎず柔らか過ぎない蕎麦のコシが、ラーメンの老舗と同じようにじんわりと確実に胃袋とハートをキャッチします♪
やはり美味い店というのは、奇を衒わなくてもその美味さに対する自負というか、揺ぎ無い自身のようなものを感じます。

つゆはかなり濃い目で、そばにほんの少し浸けただけで充分です。
その分、蕎麦本来の喉越しの良さと香り、そしてつゆと合わせた美味しさが一口で味わえて、満足感はかなりのもの。
ナイスタイミングでやってくる蕎麦湯はさらりとしたものですが、濃い目のつゆなので多めに楽しめるのも素晴らしい、、、

ただ残念だったのが、せっかく「本ワサビおろし立て」が付いているのに、このワサビが少し傷みかけで生臭かった事。
ことワサビに関しては私一家言ありますので、ここは残念の極みであります、、、



とはいえ、必ず素晴らしいタイミングでやってくる接客お姉さま方のサービスといい、つまみのレベルの高さといい、蕎麦の美味さといい、ピン札で返ってくるお釣りといい、ほとんど言う事ありません。
非常にいい時間を過ごさせて頂きました。

そんな至福の時間を過ごしながら読んでいた本は、ラーメンバンク創刊号だったりしたわけですが(笑)







■住所
東京都中央区 日本橋室町4-1-13

■営業時間
11:30~21:00
11:30~16:00(土曜日)

■定休日
 日曜、祝日、第三土曜日







2008.10.8
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Category : 都内南 |

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