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菜 |
江戸川に試合を見に行くので、その前にラーメンをと調べたら、やたらと千葉方面がクローズアップされていたので、武蔵野線ついでに元八幡の方へ行こうと決意!
だんちょうてーにしようか迷いましたが、こちらはアイドルもやっているのでいつでも行けると思い、開店直後の菜へ行く事に。 こちらの店主はフランス料理店で修行した後、いろんなジャンルの飲食店で経験を積み、この店をオープンさせたとの事。 ラーメンだけでなく、デザートも評価が高いようです♪

場所は、JR総武線元八幡駅南口から千葉方面に線路伝いに歩き、フォルクスやコルトンプラザなどのある信号に出たら右折。 そこから街道沿いに南下し、500mくらい行くと2つ目信号交差点のすぐ左手にあります。 結構歩きますね、、、

細長い店内はゆるいL字カウンター9席のみ。 外の明かりが少し暗めの店内に降り注ぎ、壁に掛かったタペストリーやメニューのワンポイントなイラスト、厨房壁の花など、お洒落なカフェか、欧州の田舎レストランのような雰囲気で、女の人にも受けそうな感じです。 狭い厨房には8つもの寸胴!が置かれ、その上にはどんぶりが置かれていたりもします。 その中で店主が一人で黙々と作業、、、 格別愛想がいいわけではありませんが、落ち着いた所作やしゃべりなどには余裕が感じられ、淡々と作業をしています。 家族連れには相応の対応をしていたし、地元のお客さん(年配の方もいた)が付くのも充分納得です。 BGMはレゲエ♪ 午前11時過ぎの入店で、先客2後客6後行列4。 セルフのお冷の水槽?には炭が入ってました。

メニューは基本であるらーめんとつけめんを、豚骨の醤油、塩、濃口醤油、味噌3種類、鶏がらの醤油、塩、濃口醤油、そしてWスープの潮菜めんから選びます。 バリエーションが豊富なので、飽き難そうな感じですね。 更に平日の夜限定のメニューがあり、こちらは名前を見ているだけで食べたくなるようなラーメン、つけめんがズラリ!(すいません、勝手にリンクしちゃいました) こういう店が越谷にあったらマジで通うのに、、、 デフォのラーメン豚骨醤油&味玉と、デザートを注文。

らーめん 豚骨醤油 650円 半熟味付卵 100円
ウマイ! かなり濃度の高い豚骨ベースですが、そこにカツオを中心とした魚介系が絡み、 一言で言うならカツオ豚骨! ベースは豚骨なのに主役はカツオ! カツオの旨味、甘み、苦味が、旨味メインでビンビン伝わってきます。 スープの表面には脂と共に少量の魚粉も浮かび、どんぶりの縁にも付いています。 豚骨濃度は高めですが、カツオなどの魚介がしつこくないように作用しているのか後味もサッパリしていて、香味野菜系も入ってなくてクドくありません。 醤油も出過ぎずにうまく周りと調和している感じで素晴らしいです。
練馬にある(株)サッポロめんフーズ製のやや縮れ太麺は、少し柔らかめのじんわりした食感で、スープだけでなく店主や店の雰囲気なども含めてイメージ通りの優しい麺です。 今時の濃厚豚骨魚介やガッツリジャンクな方面のラーメンも好きですが、たまにこういうのを食べると我に返った気がします(笑) 四角い器やレンゲもオシャレ感を演出。
具のロースチャーシューはしっかり味が付いているモノでローストしてあり、まるでローストタンのような食感と旨味が絶品! これだけでもここに来る価値はあります。 そのくらい美味い! ほうれん草はかなり土の香りのする自然な食感と美味さで、ちょっと家系を彷彿。 海苔も豚骨ベースという事もあり、久々にうまいと感じました。 味玉はしっかり味の付いた半熟で、このラーメンに合わせて作られたかのような絶妙なコンビネーション♪ 早起きした甲斐がありました!

デザート(ブランマンジェ) 250円
店主のアナウンスは「アメリカンチェリーアップルとマスカルポーネのブランマンジェ」(うろ覚えです) ブランマンジェとは本来「白い食べ物」という意味だそうですが、こちらは白とチェリーレッドを足して2で割ったような色合い。 ティラミスで有名になったマスカルポーネの甘みと、チェリーの酸味と独特の甘みがうまく噛みあい、す〜ごく滑らかな食感と喉越しが只者ではない感じ。 甘みも砂糖でなく素材からの物だけっぽいので大人の雰囲気で飽きが来ない! ウマイですっ! 緩めの弾力感とめっとりした質感も見た目の旨味アップに一役買っている感じで、某雑誌で「ラーメン屋のデザート 最優秀賞」をとっただけの事はあるなぁと感心してしまいました、、、、
絶対にまた行きたい!と食べながら思いました(笑) そのくらい美味かったし、限定メニューも凄く気になるし、近場にこの店欲しい!!!
■住所 千葉県市川市南八幡2-4-17
■営業時間 11:00〜15:00 18:00〜20:00 11:00〜15:00(土日祝)
■定休日 月曜、火曜
2008.5.11
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らぁめん寺子屋 しみず |
もちもちの木 野田店の後は、清水公園にあるらぁめん寺子屋 しみずへ。 車だと5分くらいしかかかりませんでした。
ここは、松戸市の空店舗対策事業として市や県の助成を受けて起ちあがり、現在は13湯麺の店主・松井さんの私熟として継続しているらーめん寺子屋の第4期生のお店。 越谷の麺座でんや、関東近県の”らーめん寺子屋”とか、”麺座”と名の付くお店は、だいたいここの卒業生だそうです。

場所は、東武野田線清水公園駅を出たら清水公園入り口交差点を左に曲がり、50mも行かないうちに右手に黄色い看板が見えます。 要するに、流山街道沿いですね。 駅から歩いても1分くらいでしょうか。

店内は、厨房を囲むL字カウンター10席、座敷4人席が2。 午後5時前の入店でノーゲ。後客3。 夜の部は17時からと書いてありましたが、その10分前には電気が点いてました。 店に入ると、店主が厨房で一心不乱に何かを刻んでいます、、、 全然こちらに気付いてくれない、、、というか、最初はあいさつもしない店なのか?!と思って少しムカついてしまい、黙って座っていたら5分後くらいに気付き、「すいません、、、」と申し訳なさそうな笑顔で言ってきたので、自分の器の小ささを反省しました(苦笑)

鍋は気合いが入ってますが、他のステンはピカピカ! 基本的に店主ひとりでやっているようですが(後から奥さん?パートのおばさん?が入ってきました)、開店後数年を経てこれだけのクレンリネスを維持し続けているのは素晴らしいとしか言い様がありません。 普通は時間が経つに連れてダレていくものですが、ここは仕事に対するストイックさと、客に対する正しい接し方(後から来た学生にも親切に接してました)があるので、3年以上も地元に愛されているんだと思います。

メニューは基本的なラーメンのバリエーション。 麺とスープとネギだけの、かけラーメン(しみず湯麺)もあります。 こういうのは相当自信がないと出来ませんよね。 その中から、店名の付いたしみずラーメンを注文。

しみずラーメン 600円
大きなチャーシューと海苔が見た目のインパクト大。 スープはかなり上品な丸鶏のスープで、かなりウマイ! しかも雑味がないので、相当バランスを取るのが難しいんじゃないでしょうか。 醤油の辛味と旨味はしっかりと感じさせながらも純粋な鶏の旨味があくまでもメインで、麺や具が邪魔することもなく調和しています。 本日2杯目ながら完飲!
自家製という麺は、小麦の香りと味がしっかりと感じられる細麺ですが、スープとうまく共存しています。 食感は少し粗め。 少し固めの茹で加減ながら、時間が経ってもコシがなくなることはありません。
具のバラ巻きチャーシューは写真の1.4倍くらいはある大きなモノ。 スープを活かすために過剰な味付けはなく、豚の旨味を引き出した感じです。 味玉は控えめな味付けながら玉子の風味をしっかりと感じます。 海苔もイヤ味のない風味で、麺と絡めると山と海の香りがごく自然な感じ。 ホウレン草も土臭くなく、真ん中に盛られた白髪ネギと糸唐辛子も絶妙。 ネギしか入ってない湯麺ならともかく、他にも具が同居するこのラーメンに、しっかりとクサ味と匂いを落とした白髪ネギが入ることで、味のバランスのみならず見た目も完成形になっているのだと感じました。
かなり上品な味なのでコッテリ好きの人には合わないかもしれませんが、サッパリ好きの人やお年寄りにも受け入れられるラーメンだと思います。
ただ一つ気になったのが、「月曜の午後は製麺の為に休み」と書いてあったのですが、製麺は月曜しかやらないのでしょうか? だとしたら、作ってから5日目の麺だったのかな? という事は、ウィークデーと週末では麺の具合が違うって事ですよね? (良い悪いはわかりませんが)
■住所 千葉県野田市清水434−30
■営業時間 11:30〜14:00 17:00〜22:00
■定休日 水曜、月曜午後(製麺の為)
2007.11.17
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もちもちの木 野田店 |
土曜の夕方に時間が結構空いたので、都内方面の近場、、、再び葛飾辺りを攻めようかと思っていましたが、どの店も夜の部は18時からで、それだと仕事までに帰って来れないので、野田方面の未達の店に行く事に。
まずは、白岡本店以来3ヶ月半ぶりです、もちもちの木 野田店へ。

場所は国道16号線沿い、柳沢陸橋を春日部方面に行き、千葉カントリーや千葉レジャーランドを過ぎて300mくらい行くと左手にあります。 駐車場は広いですが看板などはなく、パッと見は「えらくシブい和食の店」みたいです。

本店と同じ暖簾には店名が書いてありますが、値段まで書いてあったっけ? 入り口のすぐ横には灰皿が置いてあるので、店を出てくる人は必ずそこで一服してから帰ります(誇張表現)。 午後4時半の入店ながら、土曜という事もあってか行列2後客2。 店内はもちろん満席でした。 かなりの人気ですね。 ヒマな時間でよかった、、、

店内にはレトロチックな時計、なんだかわからないけど昔風の看板(良く見てなかった)、シーリングファン、暗めの照明などでおされな雰囲気を作ってます。 場所柄を考えて家族連れ志向の店なのでしょう、カウンターはなくテーブル6人席1、テーブル8人席1、座敷4人席3。 実際、ほとんどが家族連れでした。 なので、ひとりの場合は必ず相席になります。 従業員は6人くらいいて、全員が何かしら動き回ってます。 活気もあるし、サービスレベルも高めだし、いい店だと思います。 未食のつけ麺を注文。

つけ麺(小) 680円
本店と同じようにお盆に乗ってやって来たつけ麺は、魚介の香りよりも三つ葉の香りの方が先に漂ってきます。 そして当然のごとくつけダレの器が熱い! ちゃんとお兄さんが「器が熱いので、気をつけてお召し上がり下さい」と言ってくれますが、そこはやっぱり確認しないと(笑)
独特の香味油も健在で、その香りと油、そして鰹の強いスープがこの店のアイデンティティと言ってもいいくらいだと思いますが、それはここ野田店でもしっかりと受け継がれています。(つけ麺ですが) 自分はそのバランス感覚がスゴイなぁと思いますが、結構な量の油が表面を覆っているので、油っこいと感じる人も少なくないようですね。
麺はここも自家製なんでしょうか? デシャップの向こう側がよく見えたので見てましたが、その麺切りはやはり迫力でした。 中華そばとは違う、中くらいのやや縮れ?麺はそこそこのコシ。 このつけダレならどんな麺でも油が絡みつくでしょうが(笑)、味という観点で見ればやはり秀逸と思わざるを得ないのはなぜでしょう? スープの香りが強過ぎる事もあって特に麺の小麦が香る感じはしませんが、なんか合う、、、不思議です。
具は、ほぐしチャーシュー、味付け豆もやし(ナムル?)、刻み海苔のみ。 穂先メンマがないのは、かなりガックリ、、、 豆もやしはすごく好きなので嬉しいのですが、味付けが濃すぎて、つけダレと一緒にしてしまうと完全に別物になってしまうのが残念! (それを見越して最後の方まで混ぜないでおいて良かった♪) 連食するつもりだったで弱気に(小)を頼んだのですが、なんか見た目寂しかったです、、、
やっぱり「もちもちの木」に行ったら、あの細麺と穂先メンマも一緒じゃないと、何か物足りない気がしてしまう事に気が付きました、、、
■住所 千葉県野田市蕃昌新田字今泉287−2
■営業時間 11:30〜23:00
■定休日 なし
2007.11.17
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ラーメン つけ麺 兎に角 |
もう半年以上前から行きたくてしょうがなかった、松戸の兎に角!
やっと2週間前に行ったら改装中でかなりガックリ来たものですが、今回はそのリベンジを果たしてきました!

場所は、JR常磐線・新京成線松戸駅東口の日高屋を左折し、100mくらい?行くと左手にあります。 改装直後という事もあって、かなり木目が綺麗ですね。(関係ない?) 津田沼の名店・必勝軒出身のご主人が作るラーメンとつけ麺は、調和の取れた濃厚豚骨魚介という事で、期待はいやが上にも盛り上がります。

改装前より若干増えたというカウンター席は全部で14。 店の奥には、ガラス張りの製麺室があります。 中のラジカセが粉まみれになってるのがよく見えます(笑) 厨房には男の人が2人と柔らかい感じの女の子が一人。 店に着いたのは午後2時で、店の中に行列3。 一時は15人近く並んでました!

メニューは、ラーメン、つけ麺、油そばの3本柱! それぞれにトッピングと麺の量でバリエーションがあります。 並んで待っている間に燻製玉子のつけ麺をオーダー。 20分くらい待って着席。

燻玉(つけ麺) 750円
ウマイ!
最初に言ってしまいました(笑) ウマイです。
何がイイって、今どき流行の豚骨魚介なのに、そのバランスが素晴らしい! 全てが濃厚で、全てが行き過ぎず、全てがまとまっている! これだけハイレベルでまとまっているのは、成田の福一か、北本の心麺依頼でしょうか? ともかく自分の中ではトップ5です。
自家製でやや縮れの太麺は、つけ麺という事もあってかなりよく締まっており、ツルプリの食感とモチモチの食感が合わさって噛むのが楽しい! そしてしっかりコシもありながら、麺そのものの美味さ(卵?)で飽きさせない! 見た目は茹で過ぎたパスタのようですが、中身はスーパーです!
つけダレは、これまた濃厚な動物系と魚介系の旨味が同居した雑居ビルのようですが、その実かなり計算された、デザインから価格、スタイル、暮らし易さまで作り込まれた最新マンションのよう。 (あまりいい例えじゃない)
それぞれのダシはしっかりと感じられるのに、全てが弁えていてでしゃばらない。 今までパーツ、パーツで弁えているのはあったけど、ここまでハイレベルに全て揃えられたのも初めて?! 動物系の旨味、魚介系の節の感じ、甘味、酸味、辛味など、旨味成分の調和の取れ方に一切の乱れがありません。ちょっとありえないくらい。まぁこれは個人的な味覚が基準ですから(特に辛味に関しては苦手な方なので)、他の人はどう感じるかはわからないし、いつもこれと全く同じとも思えないのでそれ以上は言いませんが、兎に角スゴイっす。
だから、兎に角?
写真の海苔の下には燻製玉子が隠れているのですが、これが結構なお手前の香り。 桜のチップで燻されたのは玉子だけでなく、チャーシューも! この燻玉はほとんど燻製の香りだけでOKなくらい風味豊かで、チャーシューは旨味溢れる感じではないものの、肉質のしっとり感と燻い感じがマッチしてます。
そしてこれらが、ハイレベルで繊細な麺とスープの組み合わせに寄与してるのは明らかで、味以外の部分での動物系、魚介系の香りと相まって、食欲というか食べたい!という能動的な意欲を掻き立て、風味自体が旨味なんじゃないかという錯覚さえ起こさせます。錯覚じゃないかも?
な〜んてな事を書いてたら、また食いたくなって来た、、
あ〜、今すぐ食いたい!
兎に角食いたい!!!
■住所 千葉県松戸市根本462 比嘉ビル1F
■営業時間 11:30〜14:30 18:30〜21:30 11:30〜14:30(木・日祝)
■定休日 月曜
2007.9.8
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麺屋 嘉夢蔵 |
ネットでその写真を見た時から気になってしょうがなかった物体を確かめてきました!
その物体は、なんと幅3cmはあろうかという平麺で、ご主人は大手食品メーカーを退社して、自分の理想を追い求めるためにこの店を作ったという、、、、
その名は、麺屋 嘉夢蔵。
超らーめんナビでも千葉県内で唯一(今も?)8つ星が付くという有名店ですから、行列覚悟で行ってきました!
場所は、新京成線みのり台駅南口?から大通りに出て左折し、真っ直ぐ行くとセブンイレブンがあるんですが、その裏のほうをゴニョゴニョ行くとあります。要するに、説明出来ません、、、 わかり難いところにあります。 で、ラッキーにも行列はなし。

看板が丸くなっているので、近くまでくればすぐにわかると思います(元々ビルに付いてたっぽいですが)。 大きな暖簾?は完全に和風です。 外観は落ち着いた雰囲気で、ゆったりと食事を楽しめるような雰囲気つくりを目指して「スローフード」を推奨しているとの事。 有名店であっても、超多忙な勇ましい雰囲気は微塵もありません。 実際この店はなんと平日は休み! 営業は、土日のお昼だけです。

入口の横には、店に関するいろんな情報が掲示してあって親切ですね。 初めて来た人にはかなり役立つんじゃないでしょうか。 思わず立ち止まって読んでしまいました。 そしてら中からご主人が出てきて、黙って会釈しながら裏口のほうへ回り込んでいきました。 落ち着きのある方ですねぇ。。。 ていうか、ヒマなんでしょうか、、、

店内は、蕎麦屋にでも来たような雰囲気。 横に細長い店内は、小上がりの座敷4人席が2つと、カウンター8席。 午後1時過ぎの入店で、先客6後客3。
お店の方は全部で4人。 ご主人と奥さん?らしき方とそのお仲間といった雰囲気。 なんというか、、、関東の忙しないご近所さんというよりは田舎の町内会みたいな雰囲気で、「ウチで採れた野菜、使って〜」と隣のおばさんが野菜を持って来てくれる、、、みたいな感じです。 皆さん物腰が柔らかくて、それがこのお店のキャラクターを形作ってます。 アットホーム!

メニューは、基本となる麺以外に、なんと饅頭があります! 先程ご主人は大手食品メーカーと書きましたが、正確には製粉会社だそうで、麺に使う粉に関してはかなりのコダワリがあるそうです。 それを考えると、”ラーメン”というカテゴリーに固執せず、その粉を使って中華まんなどを作っているのも頷けますね。

カウンターに置いてある”嘉夢蔵ウンチク” 名前の付け方は少し真っ直ぐ過ぎる気もしますが、その拘り様はハンパないっす!
「如何に小麦をウマく食べるか!」という大命題を、専門知識を活かして突き詰め、素材はもちろん全て無化調にし、その上で店全体のコンセプトにも徹底してコダワる! すごいですねぇ、期待しちゃいますねぇ。 「無化調」、「無かんすい」は今どき珍しくはありませんが、店の雰囲気、接客、味などの全てから、”スローフード”の匂いがプンプンして来ます。

店のコンセプトを初めての客にも楽しめるよう、食べ方にもコダワリがあるようです。 細かいのが嫌いな人は、これを読むだけでイヤになるんじゃないでしょうか?(笑) 生憎、自分はこういうの大好きなんですが♪
何にしようかかなり迷いましたが、暑かったのでつけ麺の太平つけ(太麺と平麺両方が味わえる)を注文。

つけ麺(太平つけ) 900円
どうでしょう、この平麺! スゴイ存在感です。 この麺は、一回一回新しいお湯を入れた圧力鍋で茹でられ、その後しっかりと水で丁寧に〆られているのです!(上の厨房の写真は、次の麺の為に圧力鍋を洗っているところ) こりゃ、手間掛かるわぁ、、、
で、最初はこの平麺から行かねばなりませんよね! つけ汁を浸けずにそのまま口に運ぶと、、、う〜む。。。 何と言ったらいいんでしょうか、、、、 最初の食感は湯葉のように口にまとわり付いてくる感じなのですが、その後はしっかりと腰を据えたかのような食感。 湯葉の食感を持った麺帯をそのまま食べているような感じ? そして小麦の香りをそこはかとなく放ちながらもラザニアやほうとうのように粉を感じさせる事なくまとまり、小麦と卵の旨味を適度に味あわせながらも、しっかりしたコシを持っているのにしつこくなくて自然、、、
スゴいです、、、
当たり前ですが、こんな麺は食べた事ありません。 そして食べ終わった後には、この麺を噛んでいる時の感触が残り、次の麺へと箸を進ませます。。。
太麺の方は、見た目ほとんど「うどん」。 しかしながらその実うどんとは少し違って、芯の強さを感じさせる食感と、強い主張を感じます。 確かに近いといえば近いかもしれませんが、(これは個人的なうどん感ですが)うどんの様に優しい中に強さを湛えた奥深い”和”の強さではなく、キッチリと自分の個性を主張する事でアイデンティティを確立し、一切の妥協を排しようとする”洋”の個性を持った麺。 いや、ラーメンのルーツを辿るならば、中央アジアあるいは中国といった”中”の個性と言った方が適当かもしれません。
しかもそれが、いかにも”和”のつけ汁と絡むと、また違う顔を見せてくれるのです。

今までつけ麺の類のスープの事を、一律”つけダレ”という名前で読んできましたが、この店の場合は明らかに”つけ汁”。
ショウガの香りと味の色濃いこのつけ汁には、ネギミジンがたくさん浮いており、ダシとして有機野菜、かつお節、アゴ節、煮干し、黒豚などが使われていて、それぞれがかなりの密度で集まっている感じ。 そして、底に転がっているチャーシューからも旨味が滲み出ています。 でもそのバランス感は、とてもこれだけの素材を使っているとは思えないくらい絶妙で、ケンカしないのが不思議でなりません。
材料そのものは他の店でも使っているようなものばかりなのに、ここまで”和風”を感じさせるのはなぜなんでしょう? それがこの店を評して「ラーメン屋じゃなくて、うどんじゃん!」と言わしめる原因になっている気もしますが、自分はそれでもうどんだとは思いませんでした。 それは、ここまで雑多な味わいのつけ汁はラーメン以外にないと思ったし、麺もうどんとは似て非なるものだからです。 たしかにショウガの風味が強いですが、これは単なる醤油とカツオ出汁のつけ汁ではないですからね。
そしてこれが平麺、太麺と絡むと、麺は不思議な事に自らの主張を抑え、見事につけ汁と調和し、新しい世界観を作り出します。 そこは、いわゆる”ラーメン”、”つけ麺”の世界ではなく、ましてや”うどん”でも”パスタ”でもない、今まで体験した事のないニューワールド! 別の何かに囚われて一つの世界に固執する事の無意味さが、このつけ麺からは伝わってきます、、、
そして具は、初めて食べたモロヘイヤの天ぷら、モッチリした食感の九州産黒豚チャーシュー、保存料や着色料を使わない蒲鉾、小さくて薄味ながら深みのある地鶏の卵焼き、最初はメンマを模した芋がらかと思った干し筍。 麺とつけ汁のインパクトが強過ぎて目立ちませんが、具のそれぞれにも平凡ならざるコダワリが溢れています。

そして、2枚目のうんちくにも書いてありますが、スープ割りにも作法があります。
太めん(平めんではなく)をひと口ほど残し、半分の具(野菜、筍、卵焼、特に黒豚のお肉は、脂身の部分「白肉」が美味しい)と一緒にタレ容器に入れてください。(かまぼこは食べてください)
これを読んだ時って、食べながらいろいろと考え過ぎてて、太麺と平麺のどっちがどっちかわからなくなって迷ってたんですが(苦笑)、物腰の柔らかい奥さんらしき方が丁寧にレクチャーしてくれました。 その後も味の濃い薄いを気にしてくれたり、熱い冷たいを気にしてくれたりと、かなりラーメン屋からはかけ離れたホスピタリティを見せてくれます。しかも、その全てが自然、、、 う〜む、凄すぎる、、、
さてこの、ミニラーメンのようになったスープ割り。 こちらで自ら入れた麺と具の上からスープを入れ、その後に温め直してくれるんですが、露骨にレンジでチンというのは印象が悪いのは否めない、、、 なので、それに文句を言う人の言う事もわからないではないです。 電子レンジによる電磁波の影響はないとは言えませんからね。 ただ、これは苦肉の策のような気がします。 引き上げたスープをもう一度温め直すのは必須として、それをもう一度全部温める作業を電子レンジ以外でやったら、とてもじゃないけど1,2分で出来るものではなくなってしまい、せっかくの食事のリズムを壊しかねないからです。他の店なら数十秒で済むものを、そこに固執して5分も10分も掛けるのは、木を見て森を見ずというもの。 残念と言えば残念ですが、ここは目を瞑りましょう。
そして味ですが、温め直したことによってこれまで絶妙のバランスを保っていたそれぞれの旨味がワッと飛び出してきた感じ! 最初に来た時もタレ容器は熱かったんだけどなぁ、、、何、この違い? それらが濃厚に麺に絡み付いて、かなり濃い目の味になります。(つけ汁に麺を入れてからスープ割りをお願いしたから、麺に味が濃く付いているのは当然ですが) 特に魚介の風味はかなり目立つようになり、それが抑え役のようにもなっていたのが印象的。 しかし、直接スープを飲んでみると、これがまたウマいんだわ! 素材の旨味と甘味、ショウガなどが、鋭角ではなく、それぞれが丸みを帯びたボールベアリングのように次々と滑らかに飛び込んでくる感じ、、、
ここまで来ると、全体が「考えられ過ぎ!」てて、言葉も出ません。
この日、寝不足でこの店に行きました。 そしてあまりの出来の凄さにいっぺんに目が覚め、あまりの作り込みの凄さに考え過ぎてまた眠くなりました、、、
実際にどうなのかはわかりませんが、ここのご主人は特にラーメンに拘っているワケではない気がしました。 ただ小麦が好きで、おいしい小麦をおいしい食べ方で食べてもらえれるのであれば、ラーメンだろうが、うどんだろうが、パスタだろうが構わないのではないかと。 その結果が、これら考えつくされたメニューと、より直接的に小麦を味わえる中華まんのラインナップに表れているのではないでしょうか。 そういえば、この店のどこにも「ラーメン」という表記はなかったような、、、 (メインメニューは、”ラーメン”ではなく”卵麺”)
ただ、高評価を得ている割には行列店でもない所以は正にそこにあって、一般的なラーメンのつもりで、ラーメンのイメージで食べに行ってしまうと、その見た目やつけ汁の印象から「物足りない」とか、「うどんと変わらない」とか思われてしまい、ラーメンブームを支える多くの刺激に飢えた若者に敬遠されているのではないでしょうか。
しかし、店主が目指しているのがいわゆる”ラーメン”ではなく、”小麦をうまく食べる事の出来る麺類”であるのならば、幅3cmの平麺のインパクトがもたらしたラーメンマニア達の入店ラッシュを過ぎた今こそ、「本当にやりたい事を追求出来る、理想的な環境が整った状態」なのではないでしょうか。
是非、また行きたいっ!
■住所 千葉県松戸市稔台63−19
■営業時間 11:45〜15:00
■定休日 月〜金(土日のみ営業)
2007.9.8
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